宥座とは、常に身近に置いて戒めとするという意味で、孔子の説いた「中庸(考え方・
行動などが一つの立場に偏らず中正であること。過不足がなく、極端に走らないこと。)」
ということを教えるものです。
壺状の器に水が入っておらず空の時は傾き、ちょうど良いときはまっすぐに立ち、水を
いっぱいに入れるとひっくり返ってこぼれてしまいます。
孔子は、「いっぱいに満ちて覆らないものは無い。」と慢心や無理を戒めました。
この宥座の器を製作された針生清司氏(群馬県館林市在住)は、鍛金の伝統技法の伝承
に努め、平成11年に国の「現代の名工」に選ばれています。
史跡足利学校の方丈には、参観されたお客様が実際に宥座の器に水を注げるよう、展示
されています。
12月24日。新しいデザインの宥座の器を、足利市に寄贈していただきました。
器は銅製で、足利工業大学で非常勤講師を務める安藤則弘氏がハスの葉や木の枝などを
モチーフにデザインされ、針生氏が4ケ月かけて丹精込めて作り上げたものです。
この宥座の器は、より多くの方に孔子の説いた「中庸」の教えを体験していただくため
に、市役所本庁舎に展示される予定です。
こちらのページで、宥座の器を体験することができます。
(画面に現れた「ひしゃく」の柄をクリックしてください)
http://www.ashikagagakko.jp/syokai/nannoki.html
